日が短くなり、食卓に湯気の立つ料理が戻ってくる季節になりました。きのこ、根菜、栗、そしてジビエ。秋の食材はいずれも「香り」に個性があります。ワインを合わせるときは、味の濃さよりも香りの重なりから考えると、うまくいくことが多いものです。
この特集では、秋の食卓に合わせやすい5本を、品種の構成からご紹介します。
1. 秋の主役は、やはりピノ・ノワール
きのこ、鴨、ジビエ。土の香りや野性味のある食材には、果実の輪郭がはっきりしていて渋みの穏やかなピノ・ノワールが合わせやすい品種です。肉の脂を洗い流すというより、香りどうしが手をつなぐような合い方をします。
ロ ストラニエーロ ピノ ネーロ エミリア IGT商品ページを見る
芳香な高品質な1本。マラスカチェリーや赤い果物のコンフィチュールの香りが広がり、風味豊かなパスタや鰻、ジビエ料理に合います。熟成したチーズとも相性◎
ソーヴィオン ラ フォルシュティエール IGP ヴァル ド ロワール ピノ ノワール 2024 750ml 赤ワイン フランス商品ページを見る
ピノ・ノワール85%に、ガメイを15%。ガメイが入ると軽やかさが出ます。少し冷やして、前菜や生ハムのあたりから始めるのに向きます。
2. きのこと根菜、秋魚には白1本
秋=赤とは限りません。きのこのクリーム煮、かぼちゃ、根菜のグリル。秋刀魚など脂の乗った秋魚には、樽や熟成のニュアンスを持ち、さらには柑橘系の白が寄り添います。
フェウド ディシーサ グリッロ DOC シチリア商品ページを見るグリッロが持つレモンやグレープフルーツの瑞々しい酸味が、秋魚の脂をすっきり流してくれます。また、ふくよかな味わいがあり、香りの強い根菜などにも負けない1本です。グリッロ100%。白でありながら料理の味に負けないタイプを選びました。きのこ料理のとき、赤ではなくこちらを開けてみるのも一案です。
3. シャンパンで秋の食卓をリッチに
最も質の良い一番絞り部分である「クール・ド・キュヴェ(Coeurs de Cuvee)」のみを使用し、樽を合わせた精密な工程で造られたシャンパンは、栗・サツマイモなどのほっこりした甘味やコクに非常に良く馴染みます。
シャンパーニュ バロン アルベール ジャン ド ラ フォンテーヌ ラ マジェストゥーズ ブリュット ミレジメ商品ページを見る
4. 香ばしい秋野菜にはオレンジ
秋の食材は、キノコや根菜、脂ののった魚など、旨味や香りが強く濃厚な味わいのものが増えます。一般的な白ワインでは料理のボリューム感に負けてしまい、赤ワインでは魚の生臭さを引き立ててしまうことがありますが、白ブドウの果皮ごと発酵させて造るオレンジワインはその両方の良さを補うことができます。
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